事業概要を教えていただけますか？

弊社は、業務用の厨房機器を製造・販売をしている会社です。厨房の中にある調理機器を作っていますが、ステンレス製のオーブンや冷蔵庫といったらイメージがつくでしょうか。ホテル、レストラン、病院や介護施設、従業員食堂、船舶など厨房のあるところ全てがお客様になります。年商360億円ほどあるのですが、今は徐々に仕事が増えてきていまして、顧客データの管理や現場のデータの管理をきっちりして、お客様により良いサービスを提供したいと思い、NSCさんと仕事をさせてもらっています。

お付き合いのきっかけは？

20年前からになります。最初は小さな仕事からだったそうですが、いまでは基幹システムの開発に携わってもらっています。

会社としての強みはどんなところにありますか？

厨房全体の設計やコンサルティングから始まり、機器の選定や新製品開発、自社工場での製造、機器の搬入・施工、そしてアフターメンテナンスまで、全てのことをサポートして、理想の厨房をつくるお手伝いができることです。
国内製造は九州の福岡、海外は中国の上海とベトナムのホーチミンに工場があります。規格品はもちろんですが、特注の厨房機器を自社製造することは大きな特徴ですね。特にホテル関係のお客様などこだわりが強いお客様は、カスタマイズが多くなります。
それもあってか、以前テレビで放送されていた料理の鉄人やアイアンシェフの厨房は全て弊社で提供させて頂きました。

NSCの仕事の印象はいかがでしたでしょうか？

実直な方が多い印象です。真面目にコツコツと業務をこなしていただいています。うちのシステムを1から作っていただいているので、責任を持って最後までやっていただけました。いろいろ、無理難題もあったかと思いますが、文句も言わずにやっていただけたので、満足のいくものになったと思います。

実際にNSCとした仕事は？

元々ある基幹システムを、現在の営業手法や管理方法に合った形で新しくリノベートしてもらうことです。

発注する前の課題はどんなものでしたか？

弊社の業務では、施主やオーナーだけではなく建設会社、設計会社、デベロッパーなど様々な企業と関わることになります。また、過去に施工した数十万件以上の現場データが存在し、これらの情報がうまくリンクされていなかったので混乱の原因になっていました。今回、これをしっかりとデータ整備して紐付けをしていただきました。

発注当時の課題は解決しましたか？

このシステムのおかげで、複雑だった顧客や現場の関係性をかなりクリアにすることができました。今は、営業もサービスもより的確に業務活動をこなすことができるようになったので、情報伝達は飛躍的に上がったと思います。

他のシステム会社と比べてどういう印象がありますか？

システム業界は、勤続率が低い会社が多いですよね。でも、NSCは弊社で既に20年近くやってくれていますし、プロジェクトメンバーも多くが以前からお世話になっている方です。そのため、当社への深い知識を持ちながら開発してくれているので、連携がスムーズでした。関わっている人数ものべ40名以上になります。

逆にNSCで悪かったことはありますか？

特にはありません。強いて言えば、我々の要望が多すぎたせいもありますが、要望を叶えるだけでなく、より良いアイデアにブラッシュアップするような提案を増やして頂ければ嬉しいですね。

他のシステム発注を検討している会社に対して、メッセージがあれば是非。

開発会社にもカルチャーがあると思います。うちの会社は深く長く付き合う会社を求めていました。そういう意味ではNSCさんは弊社の感覚やカルチャーとあっているのではないかと思います。 世の中にはパッケージ商品がいろいろとありますが、弊社にはNSCさんと長く積み上げてきた歴史がありますので、そこはとても大きな資産になっています。今後もうちはNSCさんとはお付き合いしていきたいですね。発注を検討されている方も自社のカルチャーと合うかどうかを判断基準にしてみてはいかがでしょうか？